教え子

 私はもう四十年以上前に、その頃は猿島町でしたが、越してきて、マイホームも借金でしたし、子供も小さかったので、家でできる仕事として、又、私にはそれくらいしかできるものがありませんでしたので、英語塾の看板を建て、塾を始めて、いつの間にか二十年が過ぎていきました。
 少人数にこだわって寺小屋式の小さい部屋で、塾という言葉を本人の自由意思で来てほしいと「自由来」とし、月謝も安く、お蔭でずいぶんたくさんの教え子ができました。この自由来をやっていなかったら、私はこの町にわづかなつながりしかできなかったかもしれません。そして、その後の会の活動もそんなに広がらなかったでしょう。今、会員になってくれている地元の人は、教え子の親御さんが多く、ありがたいです。
 昨日も、そのお母さんが自家野菜をたくさん届けてくれました。今日は、教え子がトウモロコシをたくさん持ってきてくれました。
 今日ゴルフ場でずいぶん買っていただいて、なくなってきた矢先でしたので、グッドタイミングで、大助かりでした。このような関係が、今の私を支えてくれています。