孫からの便り

 今年小学二年生になる石川の孫から、全部彼手書きの葉書が届きました。住所も、平仮名で私達じい、ばあの名前もきれいに書かれていて、表を返すと、ハガキいっぱいに大きなカブトムシの絵が上手に描かれており、その上に濃い鉛筆で、カブトムシがさなぎから一匹かえって、どういう様子かを知らせてありました。
 これはてっきり母親に教わって、ハガキをくれたのかと思いきや、彼女からの電話で自分は何も関知してなく、全て学校で授業の一環としてやったとのこと。驚きました。孫たちの学校も、学年一クラスで少人数とききました。ずっと小学校卒業まで一緒に過ごす仲間たち、きずなや思い出が深まることでしょう。反って、今度の葉書をもらって、過疎地の学校の教育の方が、人間教育が豊かであるように感じました。
 この葉書やアメリカの孫が置いて行った絵は、一生大事にとっておきましょう。