子供時代

 今、長女、次女が子供たちを連れて、続いてこの農場に里帰りをして、一緒に孫たちと生活を共にして感じるのは、かれらが現代っ子なのに、私の子供時代ととても相通じるところがあって、希少価値を覚えました。
 第一に、昔の子供のように、自然を友として育っていること。今、来ている石川の孫は、小2にも関わらず、昆虫について興味があり、特に芋虫から蝶に変わっていくプロセスを夏休みの自由研究に選び、お蔭さまでこちらも生きている間に、その生態を知ることができました。
 蝶になる前に、何段階もの変化を通って、ようやく空を舞うことができると知って、命の貴さを感じました。
 第二に、質素、簡素に育っていること。もったいないを信条に生きてきている自分にとって、子供から孫につたわっていると感じて、うれしい限りでした。