曲がり角

 朝ドラ「花子とアン」がもうじき終わりを迎えます。「曲がり角の先に何が待っているかは、その人の生き方次第」というのが、このドラマのテーマのように思われます。
 「赤毛のアン」は、私の少女時代に影響を与えてくれた思い出深い本でしたので、もしこの本が世に出なかったら、私の人格形成にも何らかの影を落としていたかもしれません。このように眼に見えないが大切なもの、それが終戦後、焼け跡から立ち上がり、働き続け、全てもったいないと物を大切に活用し,生きてきた大人たちの後ろ姿だったように思います。それは、自分の中に自然と浸透し、その後の生き方を自然と左右してくれたように感じます。そして、最終的に、私が「もったいない・ピース・エコ・ショップ」が全国各地に出来れば、自然ともったいないが次世代に浸透し、昔のように日本の足腰が強くなるという夢を描くようになったのも、アンや大人の後ろ姿に起因しているのかもしれません。それほど、眼に見えないものの力はすごいんですよね。