吉報

 線維筋痛症で苦しんでいる方々で、まだご存知ない方にとっては吉報だと思うのですが。
 試して合点で始めてこの病気の名前を知った私は、事もあろうにその日の夜から急に右腕が激痛に襲われて眠れなくなってしまいました。それが二晩続き、遂に病院で痛み止めの薬をもらう事に。その薬で眠れ、有り難かったものの、次の日からは、一日三回服用の薬を、三回を朝、昼、晩の服用と、八時間ごとの服用のどちらをやっても、夜中の二時か三時になると痛み止めが切れ、朝まで痛みが続くのです。
 その前にも色々インターネットでその病気について調べたのですが、まだ原因が様々で治療法も確立していないというのが通説のようでした。ただ私としては、痛み止めを飲み続けても、それはあくまで対症療法に過ぎず、おそらく痛み止めの効果も薄れていくだろうと思いました。そのとき、試して合点に出た、ガラスの破片が突きさすような痛みと表現していた此の病気の経験者が、最後には犬を連れて散歩していた笑顔が脳裏に浮かんで、この人はなぜ治ったんだろうと思い、再びインターネットに向かいました。そして遂に出会いました。この病気の薬が指定され、保険適用にもなった事を。その名は成分名ですが、プレガバリンというそうです。
 翌日、その薬を頂きに病院へ。先生に調べてきた事をお話しました。下記に述べますね。
 線維筋痛症の方の脳内は知覚過敏になっている事。
 脳内の神経伝達物質セロトニンが増える事で、痛みの伝達路線の障害を治し、過剰な働きを抑えて痛みを改善する。痛みを起こす物質の放出をおさえて、痛みを和らげる効果がある。
 脳と脊髄の興奮を抑えてくれる効果がある。
 電磁場過敏症、化学物質過敏症慢性疲労症候群と此の病気は発生するメカニズムが共通しているという研究が海外で進んでいる。
 
 痛みに苦しんでいる人は、いつその痛みに襲われるか不安で、その上、治療法が確立していないとなっては、脳が過敏になってセロトニンが反比例式に減っていくのは当然という気がしました。私は一週間分頂いて試して見ようと昨日から始めました。二百万人から五百万人が此の病気で苦しんでいるとの事。これを読んでいる方の周りに此の病気で苦しんでいる方がおりましたら、どうぞ教えてあげて下さい。