ESD

皆さんは、ESDという言葉をご存知ですか。私は、会の事務局を預かっている立場から、小さいNPOで、会の柱である「もったいない・ピース・エコ・ショップ事業」が、その収益金を寄付するという性格上、なにか他の活動資金の必要に迫られると、助成金に応募して採択されるとそれに充てるという習性がいつの間にかついてしまいました。
 昨年も「エコーいばらき」に応募して、採択され助かりました。今年も、だめで元々というスタンスで、応募した所、昨年の二倍近い助成金を頂けるという有り難い通知が届きました。今年は、その応募の所に、ESDという文字が目に留まって、調べてみて、私達の活動の目指す所とぴったり合致し嬉しくなって、応募したせいでしょうか。
 ESDは、Education for sustainable development の略で、持続可能な発展のための教育という意味です。ユネスコで、日本政府が提案し、採択されたという事で、今日調べ直して、改めてビックリしました。
ESDとは、社会の課題と身近な暮らしを結びつけ、新たな価値観や行動を生み出すこと を目指す学習や活動です。 例えば、持続不可能な社会の課題を知り、その原因と 向き合う。それらを解決するためにできることを考え、実際に行動する教育という事です。今、日本に一番欠けている教育だと思いませんか。それを十年前、ユネスコで、日本政府が提案したとは、この保守的な日本がそのような先進性を示したとは、余程個人的に立派な見識を持ち勇気のある人がその地位に就いていたとしか考えられません。その人に感謝です。折角なので、私達の会は今年はその大義を活かして、進もうと思います。