ESD

皆さんは、ESDという言葉をご存知ですか。私は、会の事務局を預かっている立場から、小さいNPOで、会の柱である「もったいない・ピース・エコ・ショップ事業」が、その収益金を寄付するという性格上、なにか他の活動資金の必要に迫られると、助成金に応募して採択されるとそれに充てるという習性がいつの間にかついてしまいました。
 昨年も「エコーいばらき」に応募して、採択され助かりました。今年も、だめで元々というスタンスで、応募した所、昨年の二倍近い助成金を頂けるという有り難い通知が届きました。今年は、その応募の所に、ESDという文字が目に留まって、調べてみて、私達の活動の目指す所とぴったり合致し嬉しくなって、応募したせいでしょうか。
 ESDは、Education for sustainable development の略で、持続可能な発展のための教育という意味です。ユネスコで、日本政府が提案し、採択されたという事で、今日調べ直して、改めてビックリしました。
ESDとは、社会の課題と身近な暮らしを結びつけ、新たな価値観や行動を生み出すこと を目指す学習や活動です。 例えば、持続不可能な社会の課題を知り、その原因と 向き合う。それらを解決するためにできることを考え、実際に行動する教育という事です。今、日本に一番欠けている教育だと思いませんか。それを十年前、ユネスコで、日本政府が提案したとは、この保守的な日本がそのような先進性を示したとは、余程個人的に立派な見識を持ち勇気のある人がその地位に就いていたとしか考えられません。その人に感謝です。折角なので、私達の会は今年はその大義を活かして、進もうと思います。

娘達

 私達の会の活動に、三人の娘達は遠くに居ながらも、なくてはならない存在です。
 長女は、子供が小さい時からよくアメリカから里帰りしていたので、孫のケンは小学校の高学年の頃には、私がゴルフ場でもったいない・ピース・エコ・ショップをやる時には、必ず自転車で後ろからついて来て、荷物の上げ下ろしを手伝ってくれました。長女が申すには、彼は中学校のレポートや発表の時に、もったいない・ピース・エコ・ショップを紹介してくれたとの事。彼の中に、私のメッセージが届いているのだと、曲がりなりにもやってきてよかったとうれしく思いました。
 次女も、農場を手伝いながら、会の活動にもなくてはならない存在で、私達は彼女のセンスを頼りにしていました。今も、石川に嫁ぎながら、遠くから色々心配してくれています。
 三女も、今は便利な世の中なので、遠いアメリカから会のホームページの作成で、会を助けてくれています。

 このごろつくづく娘達の優しさ、家族の有り難さがが身にしみています。

 今日、鶏糞を買いに来てくれたお客さんが、このブログを読んでくれていたとの事で、最近書いていない事を心配してくれていたとの事。そのお気持ちに応えて、久しぶりに上記の文章を載せました。有り難うございました。
 
 
 

定款変更

 定款変更とは、聞き慣れない言葉だと思いますので、先ず説明させて下さい。NPO法人の資格を取得する際、会の基本規則を記載した文書を提出する事になっています。それを定款と言います。
途中で内容に変更があった場合は、県に申請し、県の認証を受け、正式に法務局で登記されます。
 このたび、会の最終目的とも言うべき所に到達したとの思いから、このような作業が特に苦手な私でしたが、これだけはやらなければという気持ちで、時間はかかりましたが、県と法務局の二つの
ステップを通過して、晴れて定款変更となり喜んでおります。
 会の骨とも言うべき重要な事なので、このブログを読んで下さる方達にもご理解して頂き、広めるお手伝いをして頂ければ、有り難い限りです。もうお分かりかもしれませんが、そうです、
これまでのピース・エコ・ショップ事業を、もったいない・ピース・エコ・ショップ事業と名称を改めることと、この事業を全国各地に広げる事業を、これまでの定款に加えたのです。
第3条の目的の所は、「この法人は,宮沢賢治的世界観に立って一般社会また世界に対して、自然に対する畏敬の念と自然の恵みに対する感謝の念を表現しているもったいないを核に、
環境保全およびピース支援に関する事業を行い、国際貢献に寄与すると共に、次世代の人達が日本人のアイデンティティである元来の大和魂の知恵を活用して、強く生きていってもらう事を
目的とする。」としました。
 今日、会がNPO法人を取得したのは、平成12年なのでもう15年が経った事になります。任意団体だった前期を入れれば23年が経過した事になります。改めて、時の重さを感じ、ここまで到達した事に
感謝し、最近能力や気力が低下している事を自覚している自分ですが、皆様にありのままの自分を許容してもらう代わりに、ゆっくりですがあきらめない事を約束して、一緒に手を携えて歩んでいけたらと願っています。

できたら一度足を運んで下さい。火曜日の午前中は、四季の会の活動日なので、お待ちしています。

もう一つの原点回帰

今日は久しぶりに、ゴルフ場でお店をやらせて頂きました。というのは、会員さんや「米のとぎ汁流さない運動」のモニターさんが、沢山の掘り立て秋ジャガや新鮮なキャベツがを届けて下さり、
ご好意とご苦労に感謝、感謝で、元気を頂き、行って参りました。
 お陰さまで、お客さんとも会話を楽しめ、行っただけの売り上げもあり、昔の自分が自然に戻って来て、つくづくいつの間にかここが自分の居場所になっていた事を自覚させられました。
結局は、自分の為なんだなあとも。これも、一つの原点回帰ですね。
 これまでに、このもったいない・ピース・エコ・ショップを助けてくれた人達、皆さんに感謝です。

原点回帰

 昔、賢治を生きる具体的な路として見つけたのが、社会と自然が一体となっている道路のゴミ拾いでした。そこで無心にゴミ拾いをしていると、自然から元気をもらい、ごみという社会の矛盾に向かい合いながら、自分は何をすべきかという問いに答えを見いだしていった気がします。約三年間のゴミ拾いから、四季の会という仲間も出来、旧猿島町社会福祉協議会に働きかけてできた「茶はなし」というボランティア広報紙も、毎月、全戸配布、原本は手書きで12年間続きました。又、そのゴミ拾いで出会った廃材、廃物を活用して、夫が三年がかりで手作りした「私の宮沢賢治かん」も私達の会の大きな象徴です。
 そのゴミ拾いを、昔のように今日から続けてみようと決心しました。風の吹く中で、無心にゴミを拾う爽快さを久しぶりに実感し、二袋拾って帰ってきました。やはり元気がもらえたんですね。その後何をやってもスムースに心体が動くし、大事な事も片付き、正に原点回帰のいい一日となりました。

会のホームページ

 ずっと懸案だった会のホームページ。昔、作った会のホームページはあり、その時はその時で、一生懸命管理していたのですが、次第にいつの頃からか遠のくようになり、機能しなくなっていました。
平成6年頃旧猿島町時代に研修先で、ボランティア広報紙の存在を知って、帰ってからすぐに町の社会福祉協議会に働きかけて誕生した「茶はなし」というタイトルは、ボランティア活動には茶は不要というような意味と気軽く茶話をしながらというようなも含まれていました。月一回、全戸配布、手書きの記事をA4サイズで3000枚だったでしょうか、それぞれ記事を出すグループの数人のボランティアが集まって、毎月それを何と、合併直前までの12年間やりました。言い出しっぺの私は、必ず出るしかありませんでした。私の三年間の一人のゴミ拾いから共鳴者が現れ誕生し、現在まで続いているゴミ関心部会「四季の会」は、「茶はなし」と同じ頃に出来たので、毎月その茶はなしで町の中のゴミのひどい所のゴミ拾いを呼びかけてやってきました。又、私達の会「猿島野の大地を考える会」の年二回の交流行事のお知らせや米のとぎ汁流さない運動の呼びかけや生ゴミに関するEMj情報、又「ピース・エコ・ショップ」で支援しているペシャワール会」の素晴らしい活動をお知らせしたり、とても思い出深い12年間でした。
 その頃の会のホームページには、必ずその「茶はなし」を載せておきました。
 下に出来ればその「茶はなし」載せてみますね。できなかったらごめんなさい。やはりだめでした。
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交流行事

 第19回交流行事が、18日に盛会で終わりました。いつもお天気には微笑んでもらい感謝です。40人くらい集まり、お餅つき、薪割り、竹細工、今回は、
その上に、燻製釜の初トライとなりました。夫と一緒に燻製釜を作った大工さんのご指導のもと、夫が三日くらい前からたれにつけておいたお肉を吊るし、
下からどんどん燃し、遂に焼き上がり、今度は適当に切る番となりました。私もそこに仲間入りさせてもらい、一つ試食させてもらったら美味しい、美味しい。

 お餅も、杵でつく味は格別です。竹細工も、竹のコップや竹箸作りが好きな方はこういう時には結構おられて、楽しんでいました。
お昼には、つきたてのお餅やお肉に皆さん舌鼓を打ちました。自己紹介に続いて、余興の手品は、四季の会のメンバーさんがご披露。どうしてそうなるか、
種明かしはなく、みなさん煙にまかれたまま終わりとなりました。

 最後に、皆さんにもったいない・ピース・エコ・ショップの中に入り、お話し合い。色々みなさん、発言してくれて参考になりました。
又、交流行事の時は、いつも大きい枇杷の木の下で、もったいない・ピース・エコ・ショプのお店開きです。
毎年、このお店番を私の代わりにやってくれる昔の三人娘さんがいて助かります。この日はいつも彼女達の働きで、私の数日分をか稼ぎ出してくれます。
今回も、予想していた以上の額でした。ありがたや。ありがたや、